有価証券

証券投資に関すること

有価証券の私募とは?3つの種類を解説

有価証券の私募とは、証券会社などの仲介業者を通さず、発行者が直接特定の投資家に対して有価証券を発行・販売する方式です。一般向けに公開される公募とは異なり、発行対象を限定することで発行コストを削減したり、発行後の株価変動リスクを低減したりすることができます。また、投資家にとっては、公募よりも有利な条件で有価証券を取得できる場合もあります。
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金融商品仲介業者とは?わかりやすく解説

金融商品仲介業者の役割とは、個人や企業が株式、債券、投資信託などの金融商品を購入または売却できるように支援することです。彼らは、投資家と金融商品を発行する企業との間の橋渡し役となり、取引の円滑化を図ります。仲介業者は、投資家が必要な情報を提供し、投資戦略の立案を支援し、取引を実行します。また、投資家が十分な知識を持って投資決定を下せるよう、適切なアドバイスとガイダンスを提供することも役割の一つです。
証券投資に関すること

特定投資家私募とは?

特定投資家私募とは、特定の投資家向けに発行される私募債権や株式のことを指します。通常、これらの私募は、認定投資家と呼ばれる、一定の基準を満たした投資家に限定して販売されます。これらの投資家は、金融の専門知識や経験が豊富であると認められています。
投資全般に関すること

フルインベストメントとは?メリットとデメリット

フルインベストメントとは、投資可能な資産をすべて株式や債券などの金融資産に投資することで、現金や預金などの流動資産をほとんど持たない投資手法です。この方法は、高いリターンを目指す投資家に人気があります。ただし、投資額の全額を失うリスクも伴うため、リスク許容度が高い投資家に向いています。
証券投資に関すること

目論見書の基礎知識

-目論見書とは?- 目論見書とは、投資家が投資判断を行う際に参照する重要な書類です。新株発行や社債の募集など、資金調達を目的とした有価証券の公募の際に発行されます。目論見書には、企業の事業内容、財務状況、資金調達の目的や方法、リスク要因など、投資判断に必要な情報が記載されています。投資家は目論見書を慎重に検討し、投資するかどうかを判断する必要があります。
証券投資に関すること

カバードワラントとは?初心者向けにわかりやすく解説

カバードワラントの概要 カバードワラントとは、オプション取引の一種で、株式や債券などの原資産の価格変動に応じて値動きするデリバティブです。原資産の株式や債券を保有する発行会社によって発行され、原資産を一定の行使価格で行使期間内に売買する権利を投資家に付与します。投資家は、カバードワラントを購入することで、原資産の価格変動から利益を得ることができます。
投資全般に関すること

投資用語『取得勧誘』をわかりやすく解説

取得勧誘とは、企業が株式や債券などの有価証券を投資家に購入させることを目的として行う勧誘活動のことです。企業は、資金調達や経営権の安定化などを目的として、新株発行や社債発行などの方法で資金を調達します。この際に、投資家に証券の購入を勧誘するのが取得勧誘です。
証券投資に関すること

証券用語『引受け』を徹底解説

-引受けの意味と役割- 引受けとは、証券会社が投資家を代わって新株引受けを約束する金融業務のことです。企業が資金調達のために株式や債券を発行する際に、証券会社がその発行株式や債券を全額買い取ることを約束します。 証券会社はこの引受け業務において、以下のような重要な役割を果たします。 - 発行企業の資金調達を支援証券会社は、投資家に対して募集株式や債券の魅力をアピールし、十分な資金調達が確保されるように努めます。 - 投資家の権利保護証券会社は、発行企業に適切な情報開示を促し、投資家の権利や利益を守ります。 - 市場の安定化証券会社は、大量の株式や債券を買い取ることで、市場の過熱や暴落を抑え、安定的な取引環境を維持します。
証券投資に関すること

投資の関連用語『投資者保護基金』について

投資者保護基金とは、投資家を投資が失敗した際の損失から守ることを目的とした基金のことです。投資家が投資信託や証券などの金融商品を購入すると、手数料の一部が投資者保護基金に積み立てられます。そして、金融商品が破綻した場合や運用会社が倒産した場合などに、投資者に対して補償金が支払われます。投資者保護基金は、金融庁が監督する金融安定化機構が運営しています。
証券投資に関すること

独立引受幹事会員|特徴と役割を解説

独立引受幹事会員とは、企業が株式を公開する際、証券会社の中でも特に主幹事会社に次ぐ重要な役割を担う会員を指します。彼らは、引受け業務を担い、公開株式の一定量の引き受け約束をすることで、株式公開の成功に貢献します。また、投資家向けの資料作成や投資家向けの販売・サポートも行います。要するに、独立引受幹事会員は、株式公開のプロセスにおいて、発行企業と投資家の間の橋渡し役として重要な役割を果たします。
証券投資に関すること

混合寄託について徹底解説

混合寄託とは、2人以上のものが所有する財産を、それらを区別することなく、まとめて1つの財産として管理するしくみです。つまり、所有者の権利は共有となり、財産は一体のものとして扱われます。混合寄託は、例えば、夫婦が共同で所有する財産や、共同出資による事業の財産など、複数の人物が共同で財産を保有する場合に利用できます。混合寄託を行うことで、財産の管理が容易になり、共同所有者の間でトラブルが発生しにくくなります。
証券投資に関すること

社内取引システムの仕組みと特徴

社内取引システムとは、組織内で行われる、資材やサービスなどの取引を電子的に処理するソフトウェアソリューションです。社内取引プロセスを自動化し、効率性と正確性を向上させるように設計されています。このシステムは、組織内の異なる部門間の取引を促進し、承認や支払いプロセスを合理化します。さらに、中央集権的なプラットフォームを提供し、すべての取引の可視性と制御を向上させます。
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会社内容説明書とは?店頭有価証券の理解に不可欠

会社内容説明書とは、上場企業が投資家向けに発行する公式な資料です。企業の財務状況、事業内容、経営戦略などの情報を包括的に記載しており、投資判断を行う上で欠かせない情報源となっています。特に、店頭有価証券と呼ばれる未上場企業の株式や債券を扱う際には、会社内容説明書を精査することが投資リスクの軽減に役立ちます。
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セカンダリー・マーケットとは?有価証券の流通市場について

セカンダリー・マーケット(流通市場)は、すでに発行された有価証券を売買する市場です。この市場では、投資家が既存の証券を直接取引できるため、証券の流動性を高め、価格の安定に貢献しています。セカンダリー・マーケットは株式、債券、投資信託などのさまざまな金融商品を対象としており、上場株式取引所や店頭市場などの取引所で運営されています。
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投資の専門用語『引受会員』とは?

引受会員とは、株式公開などの際に、企業が発行する株式を一定の金額で買い取ることを約束する組織または個人のことを指します。企業は、引受会員が株式を購入することで、資金調達を行うことができます。 引受会員は、証券会社や投資銀行などの金融機関や、保険会社、年金基金などの機関投資家の場合が一般的です。彼らは、企業の財務状況や事業計画などを調査し、株式投資の可否を判断して引受会員を引き受けます。
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ブロックチェーン上の電子記録移転権利とは?

電子記録移転権利(ERT)とは、ブロックチェーンネットワーク上の電子記録の所有権を譲渡するために使用されるデジタル資産の一種です。この権利は、記録の存在や真正性を保証し、譲渡を安全で効率的に行うことができます。 ERTは、ブロックチェーンの分散型台帳を使用して記録され、譲渡の記録がネットワーク上のすべてのノードに複製されます。これにより、ERTの耐改ざん性と透明性が確保され、偽造やなりすましのリスクが大幅に軽減されます。ERTは、所有権の明確化と安全な移転を可能にするため、デジタル資産の管理や取引において重要な役割を果たしています。
証券投資に関すること

投資用語解説:元引受契約とは

「元引受契約」とは、株式や債券などの有価証券の新規発行時に、主幹事証券会社(引受会社)と投資銀行(元引受会社)が取り交わす契約です。この契約では、元引受会社は引受会社を通して発行会社から証券を引き受け、一定期間保有します。 元引受契約の役割は、発行会社が証券を市場に発行する際に資金を確保することです。引受会社は発行会社に代わって証券を投資家に販売しますが、投資家がすべての証券を購入しない場合、元引受会社が売れ残った証券を引き受けて発行会社に資金を提供します。これにより、発行会社は市場の変動に関係なく資金を確保することができます。
証券投資に関すること

保護預り契約とは?電子化有価証券との違いを解説

保護預り契約は、投資家が自らの有価証券を金融機関に保管してもらう契約です。金融機関は投資家から有価証券を受け取り、安全に保管し、必要に応じて投資家に返却します。保護預り契約には、有価証券の紛失や盗難のリスクを低減する利点があります。また、金融機関が有価証券の管理を代行するため、投資家は有価証券の管理に関する手間を省くことができます。
証券投資に関すること

投資用語「カストディアン」とは?有価証券を安全に管理するための金融機関

カストディアンとは、有価証券の安全な管理を専門に行う金融機関のことです。投資家が株式や債券などの金融資産を購入すると、それらの資産はカストディアンに委託されて管理されます。カストディアンは、資産の保管、取引の処理、配当金の受け取りなどのサービスを提供しています。
証券投資に関すること

流通市場→ 投資の世界における重要な用語

流通市場とは何か? 流通市場とは、商品やサービスの生産者と消費者を繋ぐ仕組みのことです。流通経路は多岐にわたり、卸売業者、小売業者、仲介業者などが含まれます。これらの市場参加者は、商品やサービスを生産者から消費者へとスムーズかつ効率的に流動させます。流通市場は、経済活動の重要な側面であり、生産者と消費者の両方にとって商品やサービスの適切な供給を確保します。さらに、流通市場は雇用創出にも寄与し、製造業やサービス業におけるビジネスチャンスを生み出します。
証券投資に関すること

投資の『助言』とは何か?種類と責任について

-助言の定義と種類- 投資助言とは、投資に関する特定の推奨事項、意見、またはアドバイスを提供する行為です。それは有償、無償のどちらもあり、単一のトランザクションに関するものから、長期的な投資計画全体に関するものまで、範囲は広範です。 投資助言にはさまざまな種類があります。最も一般的なのは次のようなものです。 * -個別銘柄の推奨事項-特定の株式、債券、またはその他の証券を購入または売却することを推奨します。 * -ポートフォリオ管理-投資家のリスク許容度と財務目標に基づいて、ポートフォリオを作成および管理します。 * -財務計画-引退、教育資金、その他の財務目標を達成するための総合的な戦略を策定します。 * -調査と分析-株式市場、経済、その他の投資関連の情報を調査し、分析します。
証券投資に関すること

特定証券情報とは?投資用語をわかりやすく解説

特定証券情報とは、会社の経営や業績に重大な影響を与える可能性がある重要な情報を指します。例えば、重要な契約や買収、損失や利益などの財務状況に関する情報などが含まれます。これらの情報は、投資家の投資判断に大きな影響を与えるため、適時に公表されなければなりません。特定証券情報は、会社の業績や将来の見通しに影響を与える可能性があるため、投資家はこれらの情報を正確かつ迅速に入手できることが不可欠です。
債券投資に関すること

格付け会社とは?役割や格付けの意味を解説

格付け会社とは、債券や株式などの金融商品に対して、その信用リスクを評価し、格付けを付与する組織です。格付けは、投資家が投資判断を下す際の重要な指標となり、金融市場において信頼性と安定性を確保するために大きな役割を果たしています。格付け会社は、独立した組織として運営され、公正かつ客観的な評価を保証するために、厳格な審査プロセスを実施しています。
証券投資に関すること

主幹事就任規制:証券会社の独立性を確保する仕組み

主幹事就任規制とは? 主幹事就任規制とは、証券会社が新株式公開(IPO)などの新規株式発行において、主幹事を引き受ける際に課される制限のことです。この規制は、証券会社が発行体との関係を過度に親密にすることを防ぎ、投資家保護を目的としています。具体的には、一定期間内での特定発行体の主幹事就任回数が制限され、発行体の発行規模や上場市場に応じて、主幹事報酬の上限が設けられています。