
財投債とは?基礎知識から仕組みまで徹底解説
財投債とは、政府が発行する債券の1つで、財政投融資計画に基づき、道路や学校などの公共事業の財源を賄うために発行されます。財政投融資計画は、景気対策や経済構造改革などに必要な資金を、将来の税収ではなく、債券を発行して調達することで、今のうちに公共事業投資を行い、経済を活性化させることを目的としています。財投債は、日本の国の借金である国債とは異なり、返済原資が事業から発生する収益とされており、借金に含まれません。ただし、財投債の発行残高が膨らむと、将来の収益で返済できなくなるリスクが高まるため、発行額には上限が設けられています。