信用買い残とは？投資で重要な用語を解説
投資の初心者
信用買い残について教えてください。
投資研究家
信用買い残とは、信用取引を利用して購入された株式のうち、まだ資金の返済が完了していない（決済されていない）株式の残高のことです。
投資の初心者
つまり、買った株式の代金をまだ支払っていないってことですか？
投資研究家
その通りです。信用取引では、証券会社から資金を借りて株式を購入できるため、代金は後で支払うことになります。
信用買い残とは。
株式投資に関する用語「信用買い残」とは、信用取引を利用して購入された株式のうち、まだ代金が全額支払われていない（決済されていない）残高のことです。
信用買い残とは何か？
信用買い残とは、株や先物などの金融商品を信用取引によって購入した際の未決済残高のことです。信用取引では、投資家は証券会社から資金を借りて投資を行うことができます。その際、証券会社は投資家の返済能力を担保として、証拠金を預けています。信用買い残高は、投資家がまだ決済をしていない 信用取引による買付残 のことです。
信用買い残の仕組み
信用買い残とは、投資家が信用取引で買い付け残した株式の数量のことです。つまり、投資家が証券会社から株式を借りて購入し、その株式をまだ返却していない状態を表します。信用買い残は、株式市場の需給関係を知る上での重要な指標のひとつです。買い残が多いということは、投資家の買い意欲が高まっていることを示し、株価の上昇傾向が強くなる可能性があります。逆に、買い残が少ないということは、投資家の買い意欲が弱まっていることを示し、株価の下落傾向が強くなる可能性があります。
信用買い残のメリット
信用買い残のメリットは、レバレッジが効く点にあります。レバレッジとは、自己資金以上の金額を運用できる仕組みのこと。信用取引では、自己資金の最大3倍まで株式を購入できます。通常であれば自己資金100万円で100万円分の株式しか購入できませんが、信用取引を利用すると最大300万円分の株式を購入できます。これにより、少ない資金でより大きな利益を狙うことが可能となります。また、信用買い残では、値上がり益が得られるのもメリットです。信用取引で株式を購入した場合、株式の価格が上昇すれば利益を得られます。株式の価格が上昇すれば上昇するほど、得られる利益も大きくなります。
信用買い残のデメリット
信用買い残のデメリットとは、信用取引を行う上でのリスクを理解しておくことが重要です。信用取引では、自己資金以上の金額を運用できるため、利益を大きく増やすことができますが、一方で損失も拡大する可能性があります。
信用買い残は、株価が下落したときに大きな損失につながる可能性があります。株価が下落すると、信用買い残を保有している投資家は、追加証拠金の追加を求められる場合があります。この追加証拠金を支払えない場合、信用買い残は強制決済され、損失が確定してしまいます。
また、信用買い残は金利が発生します。信用取引で発生する金利は、普通預金の金利よりも高く設定されていることが多く、投資家の収益を圧迫する可能性があります。長期にわたって信用買い残を保有すると、金利負担が大きくなり、利益が減少する場合もあります。
信用買い残を利用する際のポイント
信用買い残を利用する際には、以下のポイントに注意が必要です。 信用取引は自己資金以上の取引が可能ですが、その分リスクも高くなります。無理な取引はせず、自分の資金状況を把握することが大切です。また、株価が下落した場合、追証（追加証拠金）が発生する可能性があります。最悪の場合、投資資金以上の損失が発生する可能性があるため、リスクを十分に理解した上で利用することが重要です。さらに、信用買い残は期限があるため、期限内に決済を行うか、新たな買い付け（転貸）を行う必要があります。期限までに決済できない場合は、強制決済となり、手数料が発生する可能性があります。