「拠出限度額」とは?確定拠出年金の掛金額の上限を解説

「拠出限度額」とは?確定拠出年金の掛金額の上限を解説

投資の初心者

『拠出限度額』ってどういう意味なんですか?

投資研究家

拠出限度額というのは、確定拠出年金に1年間で拠出できる掛金の最高金額のことだよ。

投資の初心者

確定拠出年金って種類があるんですか?

投資研究家

そうなんだ。企業型年金と個人型年金があって、上限の金額がそれぞれ決まっているんだ。

拠出限度額とは。

確定拠出年金に加入できる1年間の拠出できる限度額を「拠出限度額」といいます。拠出限度額は、加入している制度(企業型か個人型か)や、加入者の年齢や状況によって異なります。

* 企業型年金:事業主と加入者の拠出金の合計額が上限
* 個人型年金:加入者の拠出金が上限

拠出限度額は、各月の末日の加入者の状態に応じて定められた月額の上限額の合計となります(詳細は下記の表をご覧ください)。

拠出限度額とは?

拠出限度額とは?

「拠出限度額」とは、確定拠出年金に拠出できる掛金額の上限のことです。拠出限度額は、加入している企業の規模従業員の年齢によって異なります。例えば、従業員が60歳未満の中小企業の場合、従業員拠出限度額は年間68,000円、会社拠出限度額は年間16万円です。一方、大企業では、従業員拠出限度額が276,000円、会社拠出限度額が55万2,000円と異なります。この拠出限度額を超えて拠出することはできません。

企業型年金と個人型年金の拠出限度額の違い

企業型年金と個人型年金の拠出限度額の違い

企業型年金と個人型年金では、拠出限度額が異なります。企業型年金は、企業が従業員のために拠出する年金で、従業員が上限まで全額自己負担で加入できます。一方、個人型年金は、個人が自発的に加入し、自己負担で拠出する年金です。また、企業型年金よりも個人型年金の拠出限度額は低く設定されています。

拠出限度額の計算方法

拠出限度額の計算方法

拠出限度額の計算方法は、お勤め先の加入状況や制度によって異なります。一般的には、給与や報酬の一定の割合を上限として設定されています。この上限額は毎年改定され、現在は年額185万円となっています。ただし、上乗せ拠出や持ち回り繰り越しを利用する場合には、さらに上限が引き上げられます。

拠出限度額を超過した場合のペナルティ

拠出限度額を超過した場合のペナルティ

拠出限度額を超過した場合のペナルティ
拠出限度額を上回って掛金を拠出した場合、ペナルティが課せられます。ペナルティは、超過額に対して課される10%の「加算税」で、個人だけでなく法人でも同様に適用されます。この加算税は、所得税や住民税とは別の税として扱われ、納税者の翌年の税額に上乗せされる仕組みです。拠出限度額の制度は、確定拠出年金の資産形成を適正に促すことを目的としており、それを超える拠出を抑制するため、このペナルティが設けられています。

拠出限度額を賢く活用する方法

拠出限度額を賢く活用する方法

拠出限度額を賢く活用しましょう。拠出限度額いっぱいまで拠出することで、節税効果を最大化できます。例えば、事業主が全額拠出している場合、自己負担分を拠出することで、より多くの節税メリットを得られます。また、長期にわたって拠出することで、複利効果が期待できるため、将来の資産形成に役立ちます。さらに、拠出限度額を超えた拠出を「個人年金保険料控除」の対象とすることで、さらなる節税効果が得られます。

タイトルとURLをコピーしました