つなぎ年金とは?種類と受給要件を解説

つなぎ年金とは?種類と受給要件を解説

投資の初心者

「つなぎ年金」について教えてください。

投資研究家

つなぎ年金とは、退職したときから公的年金の支給が開始されるまでの間、所得保障のために支給される企業年金のことです。

投資の初心者

なるほど、ではつなぎ年金にはどのような種類がありますか?

投資研究家

つなぎ年金には、(1)年金支給を公的年金の支給開始年齢までとするものと、(2)公的年金の支給開始時に年金額を減額改定するものがあります。

つなぎ年金とは。

退職後に公的年金が始まるまでの間、収入を確保するために受け取る企業年金を「つなぎ年金」と呼びます。つなぎ年金には次のような種類があります。

* 公的年金の支給開始年齢まで年金を受け取れるもの
* 公的年金の支給開始時に年金額を減らして受け取れるもの

つなぎ年金の仕組みと種類

つなぎ年金の仕組みと種類

つなぎ年金の仕組みと種類

つなぎ年金は、厚生年金や共済年金を受け取れる年齢に達するまでの間、年金の受け取りを一時的につなぐために支給される制度です。仕組みとしては、2つの種類があります。

1つ目は、国民年金を脱退した際に支給される「脱退一時金」です。これは、国民年金を5年以上納付した人が脱退する場合に、納付期間に応じて計算された一時金が支給されます。

2つ目は、「老齢基礎年金」です。これは、65歳に達した上で国民年金を10年以上納付していた場合に支給されます。ただし、厚生年金や共済年金を受け取る年齢(男性は65歳、女性は60歳)に達するまでの期間に限って、支給されます。

公的年金を控除して支給するタイプ

公的年金を控除して支給するタイプ

公的年金を控除して支給するタイプのつなぎ年金では、支給基準年齢に達する前に受給できる年金の金額から、公的年金(国民年金・厚生年金)の受給額を控除した分が支給されます。このタイプの特徴としては、公的年金の受給額が多い場合、支給額が低くなる傾向があります。しかし、公的年金の受給資格を満たしていない方でも、一定の条件を満たせば支給が受けられます。

公的年金の支給開始時に年金額を改定するタイプ

公的年金の支給開始時に年金額を改定するタイプ

公的年金の支給開始時に年金額を改定するタイプ」のつなぎ年金は、公的年金を受給する前に一定の期間、厚生年金や国民年金に加入していた人が対象となります。このタイプでは、年金額を再計算して支給開始時に増額し、以降も受給額が据え置かれます。受給要件としては、60歳以降または受給権が発生した月から3か月以内に申請を行う必要があります。

つなぎ年金を受給するための要件

つなぎ年金を受給するための要件

つなぎ年金を受給するための要件は、主に以下の通りです。

1. 60歳以上かつ65歳未満であること
2. 直近1年間に国民年金保険料の納付要件を満たしていること(第3号被保険者を除く)
3. 老齢基礎年金の受給要件を満たしていないこと
4. 雇用保険の受給中でないこと
5. 障害年金の支給を受けていないこと
6. 就労していること(週20時間以上)

つなぎ年金と老齢年金との違い

つなぎ年金と老齢年金との違い

年金制度におけるつなぎ年金は、正式には「遺族基礎年金」とも呼ばれ、一定の条件を満たした遺族に支給されるものです。一方、老齢年金とは、65歳以上(支給開始年齢は段階的に引き上げ)になった国民に支給される年金制度です。

この二つはどちらも年金ですが、その対象や受給要件が異なります。つなぎ年金は遺族が対象なのに対し、老齢年金は65歳以上の国民が対象です。受給要件も異なり、つなぎ年金は一定の要件を満たした遺族が受給できますが、老齢年金は原則として65歳以上という年齢要件を満たす必要があります。

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