終身年金ってなに？種類や仕組みを解説

終身年金ってなに？種類や仕組みを解説

終身年金の仕組み

-終身年金の仕組み-

終身年金は、老後の安定した収入源を確保するための年金制度です。死亡するまで年金を受給でき、受給期間は終身保証されています。仕組みとしては、加入者が一定期間にわたり保険料を支払います。すると、その保険料をもとに保険会社が加入者に年金を支払うのです。終身年金は、加入者が死亡した場合に遺族にも年金が支払われる遺族年金制度が設けられている場合もあります。

公的年金と終身年金

終身年金とは、一定の年齢まで継続的に年金が支給される年金制度です。公的年金と終身年金には密接な関係があります。公的年金は国や地方自治体などが運営する制度であり、国民年金や厚生年金などがこれに該当します。これに対して、終身年金は主に民間保険会社が提供する商品であり、公的年金に上乗せして受け取る追加的な年金となります。終身年金は、公的年金の受給額が少ない場合や、老後の生活費を安定させたい場合などに利用されます。

終身年金のメリット・デメリット

-終身年金のメリット・デメリット-

終身年金は、一生涯年金を受け取れる魅力的な金融商品ですが、メリットとデメリットがあります。

メリットとして挙げられるのは、老後に安定した収入を得られること。年金額は定額なので、経済情勢の影響を受けにくく、安心して老後を過ごすことができます。また、年金受取期間が保証されているので、長生きしても年金が途絶える心配がありません。

デメリットとしては、受取年金が高いほど、保険料が割高になることが挙げられます。また、受け取り開始年齢が遅くなればなるほど、年金額は低くなります。さらに、保険会社が倒産した場合には年金が支払われなくなるリスクもあります。

終身年金にかかる税金

終身年金にかかる税金は、給与所得とは異なる扱いになります。年金を受け取る際には「一時所得」として扱われ、年金収入が年間200万円以下の場合、所得税は課税されません。ただし、以下の条件を満たす場合は、年金収入が年間200万円を超えた部分に下記の税率で所得税が課税されます。

* 65歳未満の公的年金受給者
* 65歳以上の公的年金受給者で、年金収入が年間1,200万円を超えた場合
* 65歳以上の私的年金受給者

おすすめの終身年金

終身年金額の高い商品を選ぶ 終身年金は、受給期間が限られた定期年金と異なり、要件を満たせば一生年金を受け取ることができます。そのため、終身年金を選択する際には、終身年金額の高さを重視することがポイントです。終身年金額とは、一生涯受け取ることのできる年金額のことです。終身年金額が高い商品ほど、老後資金を確保することができます。