国内所得(DI)とは？初心者にもわかりやすく解説
投資の初心者
『国内所得』について教えてください。
投資研究家
国内所得（DI）とは、日本の国内で1年間で生じた所得のことです。これは、生産要素（労働や資本）に対して支払われた報酬の合計です。
投資の初心者
要素費用表示の国内所得とはどういう意味ですか？
投資研究家
要素費用表示とは、生産要素に対して支払われる費用（賃金、利子、地代など）で所得を計算する方法です。つまり、要素費用表示の国内所得とは、これらの要素費用を合計したものとなります。
国内所得とは。
国内所得とは、特定の期間内に日本国内で生み出されたすべての所得を指す用語です。要素費用表示の国内所得とも呼ばれます。
国内所得(DI)の定義
-国内所得（DI）の定義-
国内所得（DI）とは、国内で生産されたすべての財やサービスの市場価値の合計です。言い換えれば、国内で生み出された総生産額を指します。DI は、国民経済の全体的な規模と経済活動のレベルを測定するための重要な指標です。
DI は、付加価値の合計によって計算されます。付加価値とは、企業が原材料や資本を使用して財やサービスを生産する際に付加する価値のことです。したがって、DI は国民経済全体の生産活動の純額となります。
要素費用表示の国内所得
-要素費用表示の国内所得-
要素費用表示の国内所得は、労働や資本など、生産要素に対して支払われる報酬の合計を指します。これは、国内で生産された付加価値を、それを生み出した要素に分配して算出されます。要素費用表示の国内所得は、以下のような要素から構成されます。
– 賃金雇用者に支払われる報酬
– 自営業所得自営業者が得た所得
– 資本所得利息、配当金、家賃などの収入
– 減価償却費資本財の消耗に対する控除
国内所得の算出方法
国内所得（DI）の計算方法は、国内経済活動の成果を捉える重要な指標です。国内総生産（GDP）にマイナス、減価償却と純間接税を加えて計算されます。
減価償却は、建屋や機械などの資本ストックの使用に伴う消耗分を会計上の費用として計上したものです。純間接税は、消費税などの間接税から政府の補助金などを差し引いたものです。
国内所得の役割
国内所得（DI）は、経済の全体像を把握する上で重要な指標です。それは国内で生産された商品やサービスの市場価値の合計であり、国内経済活動の規模を測るものです。国内所得は、経済成長率、インフレ率、失業率などを決定する重要な要因です。
また、国内所得は政府の経済政策にも影響を与えます。政府は、増税や減税などの財政政策を実施することで、国内所得に影響を与えることができます。また、金利の調整などの金融政策を通じて、国内所得に影響を与えることもできます。このように、国内所得は経済の健全性を評価するための重要な指標であり、経済政策の策定にも役立てられています。
国内所得に影響を与える要因
国内所得に影響を与える要因
国内所得の増減に影響を与える要因は、大きく分けて「支出」と「生産」の2つがあります。
支出面では、国内で消費される財・サービスの総額である国民総支出（GDP）が大きく影響します。GDPが増加すれば国内所得も増加し、逆にGDPが減少すれば国内所得も減少します。
生産面では、国内で生産される財・サービスの総額である国民総生産（GNP）が影響します。GNPが増加すれば国内所得も増加し、逆にGNPが減少すれば国内所得も減少します。
また、海外からの所得も国内所得に影響します。海外から得た所得が増加すれば国内所得も増加し、逆に減少すれば国内所得も減少します。