CIとDIとは?景気動向指数で重要な指標の違い

CIとDIとは?景気動向指数で重要な指標の違い

投資の初心者

『CIとDI』ってなんですか?

投資研究家

景気動向指数で公表される指標で、景気の局面を判断するために使われるものです。

投資の初心者

CIとDIの違いは何ですか?

投資研究家

CIは景気の変動の度合いを表し、DIは景気の変動の方向性を示します。両方を併せて使うことで、景気の動向をより正確に把握できます。

CIとDIとは。

CI(景況判断指数)とDI(景況感指数)は、投資関連用語です。

-CI-は、30の基礎指標を組み合わせて計算され、景気動向を示す指数です。景気の変動の大きさを数値化して示す特徴があります。

-DI-も、30の基礎指標を組み合わせて計算される指数ですが、景気の進行方向を示すものです。上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかを捉えます。

2008年3月までは内閣府がDIを中心として公表していましたが、同年4月からはCIを中心として公表しています。

CIとDIは異なる特徴を持つため、両方を併用することで景気の動向をより正確に把握することができます。

CIとDIとは

CIとDIとは

景気動向を表す重要な指標として知られる消費者信頼感指数(CI)景気動向指数(DI)。この2つの指標は景気動向を捉える上で重要な指標となり、景気の先行きを予測したり、経済政策の策定に活用されたりしています。そこで、本記事ではこの2つの指標の違いについて解説していきましょう。

CIの特徴

CIの特徴

景気動向指数における重要な指標であるCI(消費者態度指数)の特徴を理解しましょう。CIは、消費者の経済状況、支出意欲、将来の見通しに対するセンチメントを測定します。この指標は、消費支出の主要な先行指標とみなされており、経済成長を予測するために広く使用されています。

CIは、消費者が特定の経済指標(例えば、現在の金融状況、期待される収入、景況感など)に対する見通しを調査することで収集されます。この情報は、質問紙調査電話インタビューを通じて収集され、総合的な指数に集約されます。CIの値は100を中心にしており、100を上回れば消費者のセンチメントは好調、100を下回れば不調であることを示します。

DIの特徴

DIの特徴

-DIの特徴-

ディフュージョン・インデックス(DI)は、経済活動の全体的な拡散率を測定する先行指標です。DIは、前月の値から上昇した経済部門の数と低下した経済部門の数を比較して算出されます。たとえば、50%の経済部門が前月から上昇し、50%が低下した場合、DIは50となります。

DIは、経済の勢いを測定する重要な先行指標であり、景気循環の初期段階で経済の向かう方向性を示すことができます。DIが50を超えると経済活動が拡大していると見なされ、50を下回ると収縮していると見なされます。また、DIは大きな変動が少なく安定しているため、経済状況を評価する上で信頼できる指標と言えます。

CIとDIの使い分け

CIとDIの使い分け

CI(景気循環指数)DI(景気動向指数)は、景気動向を把握するために用いられる重要な指標ですが、その使い分けには注意が必要です。CIは、景気の循環、つまり上昇期と下降期の切り替えを捉えるのに適しています。一方、DIは、景気の現時点での状態、つまり景気の良い状態と悪い状態のどちらにあるかを示します。

そのため、景気の転換点を予測したい場合はCIを使用します。また、現在の景気状況を把握したい場合はDIを使用します。さらに、CIとDIの差が大きい場合は、景気が急速に変化していることを示しています。逆に、CIとDIの差が小さい場合は、景気が安定していることを示します。

景気動向の正確な把握に活用

景気動向の正確な把握に活用

景気動向の正確な把握に活用

CI(景気循環指数)とDI(一致指数)は、景気動向を捉える上で重要な指標となります。CIは長期的な景気循環を反映しており、DIは現在の景気状況を把握するために用いられます。両指標を組み合わせることで、景気の現状だけでなく、今後の動向予測もより正確に行うことができます。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました