公共債とは?わかりやすく解説
投資の初心者
公共債について教えてください。
投資研究家
公共債とは、国や地方公共団体が発行する債券のことです。
投資の初心者
種類があるんですか?
投資研究家
国債、地方債、政府保証債の3種類があります。
公共債とは。
「公共債」とは、国や地方自治体が発行する債券のことです。国が発行するのは「国債」、地方自治体が発行するのは「地方債」、政府関連機関(公団・公庫・営団など)が発行するのは「政府保証債」と呼ばれます。
公共債と民間企業が発行する債券をまとめて「公社債」と呼びます。
公共債とは何か
公共債とは、国や地方自治体が発行する借用証書のことです。個人や企業からお金を借り受け、公共事業や施策の実施資金に充てられます。公共債には国債や地方債などがあり、発行する主体によって異なります。
国債とは、国が発行する借用証書で、主に国家予算を賄うために発行されます。地方債は、地方自治体が発行する借用証書で、主に公共施設の建設や維持管理などの地方行政の資金に充てられます。
公共債の種類
-公共債の種類-
公共債は、その償還期限によって以下の種類に分類されます。
* 短期公共債償還期限が1年以内の債券
* 中期公共債償還期限が1~10年以内の債券
* 長期公共債償還期限が10年を超える債券
また、公共債は発行主体によっても分類されます。
* 国債国が発行する債券
* 地方債地方公共団体(都道府県、市町村など)が発行する債券
* 政府保証債政府が発行主体ではないものの、政府が元利金の支払いを保証する債券
国債と地方債の違い
国債と地方債の違い
国債とは、国が発行する借用証書で、国内外を問わず投資家から資金を調達するために発行されます。一方、地方債は、地方公共団体(都道府県や市町村など)が資金調達のために発行する債券です。どちらも国や地方公共団体が資金を借り入れるために発行されますが、発行主体が異なる点が主な違いです。
政府保証債とは
-政府保証債とは-
政府保証債は、政府によって返済が保証されている債券のことです。つまり、発行した機関が破綻した場合でも、政府がその返済を肩代わりする仕組みとなっています。このため、投資家にとっては非常に信用性の高い債券として知られています。また、発行機関が倒産のリスクが低いので、比較的低金利で発行できます。
政府保証債は、主に次のような目的で発行されます。
* 財政資金の調達
* 公共事業の資金調達
* 特別会計の運営資金の調達
具体的には、日本国債や地方債の一部が政府保証債に該当します。
公社債について
公社債は、地方公共団体や国が出資する特殊法人などの公的機関が発行する債券です。地方公共団体が発行する公社債は「地方債」と呼ばれ、国が発行する公社債は「国債」と呼ばれます。公社債は、主にインフラ整備や社会福祉事業などの資金調達に使用されます。公社債の利払いと償還は、発行体の税収や事業収益で賄われます。