初心者向け「円債」解説
投資の初心者
円債について、詳しく教えてください。
投資研究家
円債とは、円建てで発行される債券の総称です。日本政府が発行する日本国債、日本企業が発行する普通社債、外国企業が発行する円建て外債などが含まれます。
投資の初心者
日本国債は、狭義では円債のことですか?
投資研究家
そうです。狭義の円債は日本国債を指します。日本国債は、JGB(Japanese Government Bond)とも呼ばれます。
円債とは。
投資の世界で使われる「円債」という言葉。広義では、円建てで発行された債券を指します。円建て債券には、日本政府が発行する国債や、日本企業が発行する社債、外国企業が円建てで発行する外債などがあります。
一方で、狭義の「円債」は通常、日本国債のみを指します。日本国債は、略称して「JGB(Japanese Government Bond)」とも呼ばれます。
円債とは何か?
–円債とは何か?–
円債とは、日本円建てで発行される債券です。発行体は、日本政府や地方自治体、民間企業などさまざまです。円債は、投資家が日本円を受け取りたい場合や、日本円でのリスクをヘッジしたい場合によく利用されます。また、日本国外の投資家にとっては、為替変動の影響を受けずに日本円資産に投資できる魅力があります。
円建て債券の種類
円建て債券の種類
円債には、さまざまな種類があります。最も一般的なのは「ストレート債」と呼ばれるもので、発行企業が定期的に利払いを行い、満期に元本を受け取ります。また、「ゼロクーポン債」は利払いがなく、購入時より発行時に低い価格で販売され、満期時に元本を受け取ります。
その他には、「フロート債」や「リンク債」があります。フロート債は、金利変動に連動して利払いが変動する債券です。一方、リンク債は、物価変動や株価変動などの特定の指標に連動して利払いや元本償還額が変動する債券です。
狭義の円債(日本国債)の特徴
狭義の円債(日本国債)は、日本政府が発行する債券であり、非常に高い信用力と流動性を誇っています。主に個人や機関投資家向けに発行されており、金利収入を得るための投資手段として利用されています。償還期間は数年から数十年までと幅広く、投資家のニーズに合わせてさまざまな選択肢が用意されています。また、円建てであるため、為替リスクが少なく、安全性の高い投資先とされています。
日本国債の別名:JGB
日本国債の別名JGB
「円債」とは「円建て債券」の略ですが、その中には日本国債が含まれます。日本国債は、日本政府が発行する債券で、「JGB(Japanese Government Bonds)」と呼ばれています。JGBは、円建てで発行・流通しており、高い信用力と流動性を有しています。JGBは、投資家にとって安全資産として認識されており、幅広く投資されています。
円債のメリットとデメリット
円債が持つメリットとは、円建てであるため外貨に変動しない安定性や、一般的に高い信用力が保たれているため高い安全性が挙げられます。また、一般的には低リスクとされており、金利変動の影響を受けにくいため、安定した運用が期待できます。
一方、円債のデメリットも存在します。その一つが獲得できるリターンが比較的低いことです。これは、円債は低リスクであるため、高いリターンを得ることが難しいからです。もう一つのデメリットとして、円高時には価値が低下するリスクが挙げられます。円債は円建てであるため、円高になると価値が低下してしまいます。