外貨建て債券とは?仕組みや種類をわかりやすく解説
投資の初心者
『外貨建て債券』について教えてください。
投資研究家
外貨建て債券は、払い込みから利払い、償還まで、すべてが円以外の外国の通貨で行われる債券です。有名なのは米ドル建てやユーロ建て、豪ドル建て、英国ポンド建てなどです。また、外国の発行者が日本国内で発行する外貨建て債券を『ショーグン債』と呼びます。
投資の初心者
つまり、日本円ではなく、外国の通貨で取引される債券ということですね。
投資研究家
その通りです。投資家は、為替変動のリスクを考慮しながら、外貨建て債券に投資する必要があります。
外貨建て債券とは。
投資の世界で「外貨建て債券」と呼ばれるものがあります。これは、購入時の払い込み、利息の受け取り、債券の償還がすべて円以外の通貨(外国通貨)で行われる債券です。
代表的な外貨建て債券には、米ドル建て、ユーロ建て、豪ドル建て、英国ポンド建てなどがあります。また、外国の発行者が日本国内で発行する外貨建て債券は、「ショーグン債(ショーグン・ボンド)」と呼ばれます。
外貨建て債券とは
外貨建て債券とは、外国通貨建てで発行される債券のことです。発行体は、自国通貨ではなく、他の国の通貨で資金を調達したい政府や企業です。投資家は、日本円だけでなく、米ドルやユーロなどの外国通貨で利息や元本を受け取ることができます。
外貨建て債券の種類
外貨建て債券の種類には、様々なものがあります。発行主体によって、政府債券(国が発行)や企業債券(企業が発行)に分けられます。また、通貨によって、ドル建て債券、ユーロ建て債券、円建て債券などの種類があります。さらに、利払いの方法によって、クーポン債(定期的に利子を支払う)やゼロクーポン債(満期まで利子を支払わず、満期時に元利合計を受け取る)などの種類もあります。各種類の特徴を理解し、投資目的に合った外貨建て債券を選択することが重要です。
外貨建て債券の仕組み
外貨建て債券の仕組みは、発行者が投資家から資金を調達する金融商品です。債券の発行者は、決められた利率と返済期限で、投資家に一定額の資金を借り入れます。投資家は、貸し出した金額に定められた利率を上乗せして受け取ることができます。外貨建て債券では、借り入れと返済が外貨建てで行われます。つまり、投資家は外貨で資金を貸し出し、返済も外貨で受け取ります。
ショーグン債とは
ショーグン債とは、日本国外で発行される日本円建ての債券のことで、海外投資家向けに設計されています。名称は、日本が米国に対して「経済大国」になることを意味する「将軍」から由来しています。ショーグン債は、日本の発行体(企業や政府)が海外の投資家に資金を調達するために発行されます。投資家は、日本円建ての債券を購入することで、日本の金利動向にさらされながらも、為替変動リスクを回避できます。
外貨建て債券のメリット・デメリット
-外貨建て債券のメリット・デメリット-
メリット
* 為替差益の獲得可能性 発行通貨が自国通貨と異なるため、為替相場が自国通貨安の方向に動いた場合、為替差益を得られる可能性がある。
* 分散投資 外貨建て債券を組み込むことで、国内債券とは異なるリスク要因を持つ資産に投資することができ、投資ポートフォリオの分散が図れる。
* 利息収入の変動性低減 外貨建て債券の利息収入は、為替相場の影響を受けにくく、債券保有期間中の利息収入の変動性を低減できる。
デメリット
* 為替差損のリスク 為替相場が自国通貨高の方向に動いた場合、為替差損が発生するリスクがある。
* 信用リスク 発行体の信用力が低下すると、元利金の支払いが不能になるリスクがある。
* 流動性の低さ 外貨建て債券の市場は国内債券市場に比べて流動性が低く、必要に応じて迅速に売却することが困難な場合がある。